このたび、日本教育士検定・全国名教師授業大会を、この仙台の地で開催できることをとてもうれしく思います。
また、大会委員長を拝命いたしましたことを大変名誉なことと感じております。
日本教育士検定・全国名教師授業大会は、今回で3 回目を迎えました。過去2 回の大会で、プロフェッショナル部門372 名、エキスパート部門同117 名、合計延べ489 名の合格者を輩出しております。合格された方々は各塾の集団指導部門の中核となり、活躍されていることと存じます。残念ながら不合格となった方も、本大会を目標に努力したことで、参加各塾の授業スキルのレベルアップに大きな貢献をしているものと思います。
私はいつも、「いったい、本当に良い授業とはどんな授業だろう?」と自問しています。それは、「成績を上げる授業」、そして、「100 名の生徒を300 名に増やす授業」ではないでしょうか? どんなに素晴らしい授業をしても、それが生徒の成績を上げることにつながらなければ意味がありません。反対に、それほどインパクトある授業ではなくても、成績を上げて、教室の生徒が増える授業は評価されるべきと思います。このたびの大会でも、こうした「成績を上げる授業」「生徒を増やす授業」にたくさんお目にかかることを期待しています。
塾の原点は、生徒に「あっ、わかった!」と言ってもらうことに尽きるのではないでしょうか? 塾の主役はあくまでも生徒です。私はいつも社員に対して、「塾は子供のためにある。迷ったら子供たちのためになることをしなさい!」と呼びかけています。この教育士検定を通して、「本当に成績が上がる授業、生徒を増やす授業とはどんな授業だろう?」という疑問について、参加各塾の皆様と一緒に考えていきたいと思います。